J1復帰に意気込み

いるべき場所へ―/激励会でジュビロのシャムスカ監督

2014/01/18

J1復帰の使命を重く受け止めるシャムスカ新監督

 サッカーJ2、ジュビロ磐田とオフィシャルスポンサー契約を締結しているサーラグループ(中村捷二代表)は、16日にサーラタワーで激励会を実施。今季から監督に就任したペリクレス・シャムスカ監督が意気込みを語った。

 J2降格という屈辱を受け、1シーズンでのJ1復帰という使命を重く受け止めているシャムスカ新監督は「今年も皆さんの力を借りて全力で戦い抜きたい。ジュビロがいるべき場所、J1への復帰に向けて、選手やサポーターと一緒に頑張っていきたい」とあいさつした。

 大分トリニータで4年間の監督経験を持ち、2008年にはナビスコ杯で優勝するなど、関係者も優れた手腕へ大きな期待を寄せている。

 加藤久GMは「良いスタートを切ることが重要。必ずJ1へ復帰できると確信しているし、笑顔でシーズンを締めくくれるように、全員がひとつになって結果を追い求めたい」と話した。

 今季のJ2は3月2日に開幕し、11月末まで全42試合の過酷なリーグ戦を戦う。シャムスカ新体制のジュビロは、上位2チームに与えられる自動昇格枠を目指す。

10年ぶりにJリーグへ復帰する松井大輔

10年ぶりJの舞台/元日本代表・松井大輔 静かな決意/自分の役割自覚/「らしさ」追い求め

 オフィシャルスポンサーを務めるサーラグループ(中村捷二代表)のジュビロ磐田激励会で、松井大輔は「グラウンドの中で魅せるプレーを披露したい。強いジュビロを復活させることができればいいと思う。多くのサポーターがヤマハスタジアムで応援してくれるのを待っている」と語った。

 32歳となった元日本代表の言葉は、少なく静かだったものの、引き締まった表情からは、新天地で「自分の役割を果たす」という新たな決意が感じられた。

 京都サンガでプロ生活をスタートさせた松井は、2003年のコロンビア戦で日本代表デビューを飾り、その後はフランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドと10年間で欧州4カ国(7クラブ)を渡り歩いてきた。

 2010年、南アフリカW杯では、カメルーン戦で活躍するなど、日本代表のベスト16進出に大きく貢献。ケガに苦しんだシーズンもあったが、鋭いドリブル突破を武器に、各国で存在感を示した。

 今回、加藤久GMの誘いもありジュビロ加入を決断。前田僚一や山田大記ら主力に加え、新外国人とのレギュラー争いを繰り広げながら、2004年以来となるJリーグのピッチで松井「らしさ」を追い求める。

 新しい挑戦を始める松井にとって、同じベテランとしてチームを支える親友・駒野友一の存在は大きく、精神的な負担も軽くなるはずだ。

 格下相手に「勝って当然」と思われるJ2で、ジュビロが結果を出し続けるのは容易ではないが、欧州帰りのドリブラーが輝きを放ち、J1復帰への道を切り拓いてくれることを期待したい。

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