10年に1度「いい経験」

球形ガスホルダー定期検査で中部ガス/モニター37人内部見学

2014/05/29

検査の様子が公開された球形ガスホルダー内部と見学者

 中部ガス(神野吾郎社長)は28日、同社豊橋供給センター(豊橋市神野新田町)にある球形ガスホルダー(ガスタンク)の定期検査の様子を公開し、同社が募った「奥様モニター」37人が、通常は入ることのできないガスホルダー内部などを見学した。

 内部が公開された同センター№1ガスホルダーは、内径28メートル、高さ30メートル、容積1万1000立方メートルで、同社が保有するガスホルダーの中でも最大級。1984(昭和59)年に建設され、現在、ガス事業法にもとづく10年に1度の定期検査が行われている。

 夕方などガス供給量の高い時間帯に合わせて内部のガス圧を高めるため、「高張力鋼」と呼ばれる強度の高い鉄板でできている。検査では、厚さ31㍉ある鉄板を、非破壊検査法の1種である「磁粉深傷検査」で溶接部などの異常を調べる。

 検査の見学会は、ガス供給施設の安全・防災対策への理解を深めてもらうことを目的に開催。参加した主婦ら37人は、同社の担当者からガスホルダーの構造や耐震性について説明を受けた後、3班に分かれてガスホルダー底部にある小さなハッチから内部に入り、普段は入ることのできない地球内部のような空間に目を見張っていた。

 同市牛川通から参加した石渡愛子さんは「めったに入れない所に来られて、いい経験になった」と感想を話していた。

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