グランパス三好初制覇

サーラカップ2015決勝大会／決勝で谷川躍動／東三河勢ＡＳラランジャ豊川４強

2015/12/07

初優勝を喜ぶ三好の選手たち

　サーラカップ２０１５決勝大会（サーラグループ主催）は６日、ジュビロ磐田の本拠地ヤマハスタジアム（静岡県磐田市）で開かれ、西三河代表の名古屋グランパス三好が初優勝。東三河勢はＡＳラランジャ豊川が４強入りを果たした。

　冬の風物詩として12回目を迎えたサーラカップは、小学４年生以下を対象とする国内最大規模のサッカー大会。東三河・西三河・静岡県西部など各地区予選を勝ち上がった全16チーム（約２５０選手）が参加し、１回戦から決勝まで白熱のトーナメント戦を繰り広げた。

　開会式では、サーラコーポレーションの草柳学部長があいさつ。上原力也、石田崚真の両選手も出席し、大型ビジョンを通し名波浩監督らが出場選手へ激励メッセージを送った。

　今大会も得点経過が大型ビジョンに表示され、小学生とは思えない大人顔負けの好プレーに、観客席から大きな拍手と歓声が送られた。

　初戦でＰＫにもつれ込む接戦を制した三好は、勢いに乗り攻撃的なサッカーで決勝へ勝ち進んだ。

　オイスカとの決勝では、谷川萌々子が絶妙なパスから何度もチャンスを演出。後半に入ると谷川の先制点をきっかけに堀田陽希や鈴木湊が追加点を挙げ優勢に進め、４―０の快勝で栄冠を手にした。

　閉会式では、松井和彦専務から優勝杯と賞状が贈られた。

松井専務からサーラカップが授与された㊨

決勝で２得点を挙げ三好の優勝に大きく貢献した⑧

裏への鋭い飛び出しでゴールを奪ったラランジャの②白井琉翔

結果は次の通り

　優勝＝名古屋グランパス三好（西三河）▽準優勝＝オイスカＦＣ（静岡西部）▽３位＝ＡＳラランジャ豊川（東三河）、名古屋グランパスＵ12（西三河）

ＰＫ戦、接戦あり／光る東三河勢

　サーラカップ２０１５決勝大会（サーラグループ主催）は名古屋グランパス三好の初優勝で閉幕。今大会はＡＳラランジャ豊川がベスト４進出、ＦＣサザンフォックスもＰＫ戦を勝ち抜くなど東三河勢の活躍が光った。

　ラランジャは堅守速攻で準決勝へ勝ち進んだ。１、２回戦ともに４得点を挙げ西三河や知多の強豪を撃破し、東三河勢では２００８年以来の４強入りを達成。

　試合では、劣勢となる場面もあったが白井琉翔の鋭い飛び出しを武器に得点を積み重ね、ＤＦ陣が最後まで高い集中力を保ち献身的に守り抜いた。

　１回戦で大須賀と対戦したサザンフォックスは、リードを許しながら驚異的な粘りで同点に追いつき、最後はＰＫ戦を制して準々決勝へ駒を進めた。
　ＦＣグランディールと豊川西部も強豪チームと激しい接戦を繰り広げた。