創立70周年記念事業/シロキ工業が760冊寄贈
2016/11/03
電子書籍を寄贈したシロキ工業の松井社長㊨
豊川市千両町に本社を置く自動車部品製造業「シロキ工業」は、3月に迎えた創立70周年の記念事業の一環として、豊川市の電子図書館に電子書籍760冊を寄贈した。2日に市役所で目録贈呈が行われ、この日から同市電子図書館での利用が始まった。
寄贈は同社が豊川市へ申し出をし、両者相談の結果、電子書籍に決定。内容は書籍コンテンツのほか、映像系コンテンツ、音声系コンテンツで総額約432万円相当。子供が楽しむ動く絵本から実用書までバラエティーに富んだ内容になっている。これらの書籍は「シロキ文庫」としてジャンル登録されている。
山脇実市長を訪ねた同社の松井拓夫社長は「皆さんに喜んでもらえて、おもしろいものが良いと考えていたが、電子書籍はまさにぴったり」と喜び、「有効に使ってほしい」と期待した。
電子書籍サービスは、利用者が来館することなくパソコンやスマートフォンなどの画面で、デジタルデータ化した書籍を読む(ストリーミング)ことができるもの。同市では2月、県内2番目、三河地方では初導入した。現在は市内在住者しか利用できないが、来年2月からは在学・在勤者まで利用を拡大する予定。