アーレスティが豊橋に拠点

2006/11/22

テクニカルセンターの外観

 ダイカスト鋳造部品製造のアーレスティ(本社・東京、高橋新社長)は、製品開発、技術開発の拠点となるテクニカルセンターを豊橋市三弥町に開設した。21日に現地で完成披露会および内覧会を行った。

 同社は、自動車エンジンやミッションなどに使われるアルミダイカスト製品を製造し、国内主要自動車メーカーの大部分と取引する。工場は現在全国に7カ所あり、前身の京都ダイカスト工業(03年アーレスティと合併)が、1968年に豊橋市二川町にダイカスト鋳造工場を構えた。

 テクニカルセンターは、自動車部品需要の高まりを受け、新たな製品開発、研修、実験の拠点として開設。高橋社長は「3つに分かれていた開発拠点を集約することで効率性を高め、世界に誇れる品質、技術開発を目指したい」。立地場所に豊橋を選んだ理由には「どのメーカーからも距離を置くことで全方位外交が目指せる。自動車産業の中心の地であり、全国の拠点にしたい」と話した。

 同センターは設計事務のA棟(のべ床面積4000平方メートル)、実験研修のB棟(同4000平方メートル)と食堂からなり、約80人の従業員が働く。実験室には、自動車のボディや足回りといった大型部品の開発設計を可能にする1250トン造機を導入した。また、新入社員の教育施設として「RST学園」を内包する。

 同地は99年まで操業した神戸製鋼のFAロボットセンターを改修した。敷地面積は約9万平方メートル。9月から業務を開始している。

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