さようなら名豊ビル

完全閉館に住民ら別れ 盛大なセレモニー豊響演奏でフィナーレ/跡地には新たな再開発ビル予定

2017/05/01

 サーラグループの中部ガス不動産(豊橋市広小路、角谷歩社長)が所有する名豊ビル(同市駅前大通)は4月30日、豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発に伴い、営業を終了した。同日夕には最終イベント「名豊ビルファイナルセレモニー」が開かれ、関係者や近隣住民ら約500人が駆けつけ、同ビルとの別れを惜しんだ。

 イベントを開いたサーラコーポレーションの神野吾郎社長は、「名豊ビルには、この街にとって大切なものを創ろうという先人の思いと勇気が詰まっていた。時代の移り変わりとともに、ビルも新しく生まれ変わる。豊橋がより元気に豊かに暮らせる街になるよう、皆様も声を出し、足を運んでほしい」とあいさつした。

 その後、豊橋交響楽団が「アルルの女」第1組曲より「カリヨン」を演奏。豊橋少年少女合唱団との共演で、「ドラえもん」など合唱2曲、豊橋市歌、童謡「ふるさと」の計5曲のフィナーレ演奏で締めくくった。

 午後5時、角谷社長が「長い間のご愛顧、まことにありがとうございました」と閉館宣言。同ビルはシャッターを下ろし、半世紀の歴史に幕を下ろした。

 同ビルは、戦後の都市開発の拠点として、1968年10月に開業。地上9階、地下2階の建屋に、109店舗の入った「ハイショップ名豊」と豊橋グランドホテル、中日文化センターが同時オープンした。

 1974年には、地上12階、地下2階の新館も竣工。延べ床面積は2万8930平方メートル(約8751坪)。スーパーや豊橋バスターミナルなど、約50年間、多くの人々に利用され、親しまれてきた。

 跡地には、新たに中心市街地活性化の拠点となるよう、2020年10月開館予定で、庭を囲む形で施設が入る再開発ビルが建設される。

2017/05/01 のニュース

最後のシャッターが下りる(名豊ビルで)

あいさつする神野社長(同)

豊響と豊橋少年少女合唱団の共演(同)

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.