2年ぶり合格率100%達成

看護師国家試験で豊川の宝陵高校

2025/07/15

 豊川市の県立宝陵高校(鳥居伸仁校長)が今春、看護師国家試験で2年ぶりに合格率100%を達成した。教員の川村千夏さんとの二人三脚と、最先端の学習システムを活用した受験対策で、生徒全員が医療現場で働く夢をかなえた。

教員・川村千夏さんと“二人三脚”/受験対策に最先端の学習システム活用

 昨年度の試験には19~20歳相当の専攻科2年の35人が挑戦。3月下旬に発表があり、見事に全員が合格した。全国の合格率は90・1%だった。

 看護師を志す同校生徒は衛生看護科3年、専攻科2年の計5年で学ぶが、試験対策で重要となるのは専攻科の2年。2月の試験に向けて、前年秋ごろから補講の時間も増える。

 該当学年を担任する川村千夏さんは昨春、試験まで1年を切った生徒らに、まず徹底させたことがある。「1日1問でいいから、とにかく毎日問題を解かせました。土日は、平日に解いた問題をおさらいする。学習習慣がないと体も心もついていかないので」。生徒はスマートフォンのアプリも使い、通学中の電車の中でも問題と向き合った。

 川村さんは2カ月に1回の模試の結果から科目ごとの点数をグラフ化し、それぞれが克服すべき弱点を明確にした。看護予備校の学習システムも活用し、過去問題の傾向から出題率の高い問題を重点的に対策。被災者のトリアージで治療優先度の理解度が求められる「看護の統合と実践/災害と看護」では、東日本大震災での写真を用いるなどして視覚で記憶に刻ませた。問題文の分からない部分を徹底的に調べる枝葉末節学習も効果的だった。

 手作りの絵馬に生徒全員の目標を書かせ、画像をお守り代わりに生徒全員のスマートフォンに送った川村さん。「頑張ったのはあの子たち。試験直後は本当にいい顔をしていた」と振り返る。すでに医療現場で働き始めている教え子らに「職場でもコツコツ一つ一つからでいい。迷ったら、とにかくチャレンジしてほしい」と期待する。

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