地域スポーツ企画「とにすぽ」 

最後の瞬間まで献身的に

三遠ネオフェニックスの「顔」現役生活に終止符/最後まで〝太田敦也〟らしく

2025/07/07

琉球戦が現役最後の試合になった

 Bリーグは、来季10年目のシーズンを迎える。残念ながらそこに太田敦也の姿はない。苦悩と葛藤、迷いを抱えたラストシーズン。それでも彼は、最後の瞬間まで献身的に仲間を支え続けた。

 ◆現役最後まで
 今、三遠ネオフェニックスの「顔」と言えば誰を思い浮かべるだろうか。大野篤史HCや佐々木隆成主将、日本代表の吉井裕鷹、唯一の永久欠番「3」を背負った大口真洋、初代主将を務めたSAN―ENアンバサダーの岡田慎吾を挙げる人もいるだろう。

 その中で、JBL時代からフェニックス一筋18年間、チームの酸いも甘いも知り尽くした太田敦也を忘れることはできない。bjリーグ時代以来10季ぶりの日本一を目指したCS準決勝、激闘を繰り広げた琉球との第2戦。前半途中わずか2分53秒しかなかったが、コートに立った太田へ万雷の拍手が送られた。

 リバウンド1本とファウル1回、現役最後の試合は太田にとって不完全燃焼だったかもしれない。ただ、太田は「自分自身はふがいなく、チームに迷惑をかけたが、とても有意義で貴重なシーズンだった」と戦いを振り返った。縁の下で献身的に味方を支え続けた「太田敦也らしい」言葉で現役生活に終止符を打った。

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