手軽なペースト発売/「道の駅とよはし」愛知大学生とコラボ
2024/04/21
開発に携わった学生の皆さん
渥美産の甘いとうもろこしペーストをトーストに塗って楽しむ新しい食品「パンに塗るとうもろこし」の販売が20日、豊橋市東七根町の「道の駅とよはし」で始まった。愛知大学の学生によるコラボで実現した。
渥美半島の彦坂航さんが生産した糖度の高いとうもろこしと水、塩だけでできたとうもろこしペースト。学生が商品パッケージや売り出し方を考えた。離乳食や調味料などのアイデアの中から「時間がない朝に野菜の栄養と食物繊維を手軽にとれる」とパンに塗るというアイデアが採用され、商品名やパッケージデザインなどを学生と専門家が考えて商品化に至ったという。
学生は商品化にあたり、デザイナーやプロデューサーらによる講座を受けるなどして知識を深め、試行錯誤を繰り返して2年かけ完成させた。
大学1年生の時から開発に関わる鈴木小羽玖(こはく)さんは「愛知大学ならではの活動をして地域に貢献したいと挑戦した。自分の思いと現実的な条件のギャップに苦労したが自分たちも買いたいものができてよかった」と話した。
20日から道の駅とよはしで販売を始めた。価格は1瓶530円。初日には大学生たちが直接買い物客にPRし売り込んだ。