住宅への侵入盗被害多発

いずれも無施錠/田原署が施錠の徹底訴え

2024/04/22

侵入盗への警戒を呼びかけるチラシ(田原市内で)

 田原市内で今月に入り、住宅への侵入盗被害が多発している。旧渥美町地区を中心に計6件あり、いずれも玄関扉が無施錠の一軒家が狙われた。田原署は、市民に防犯意識を高めるよう注意を促している。

 署によると、12日までに小中山町で3件、古田町、中山町、池尻町で各1件ずつ発生。大半は住人が就寝中とみられる「忍び込み」の手口で、室内から現金や通帳などが盗まれている。

 施錠意識の低い地区が狙われた可能性があり、同署の筒井勇副署長は「在宅中でも、必ず鍵をかける習慣を付けていただきたい」と対策を話す。

 被害世帯は、各地区の大通りから離れて人目に付きにくく、敷地が広大な家屋。さらに犯行が続けば、住人が犯人と鉢合わせになる危険性もはらんでいる。筒井副署長は「他人ごとと考えず、正しく恐れることが重要」と強調する。

 市内では昨年から今年にかけ、橋の銘板や野菜が大量に盗まれる被害が連続して起きた。いずれも深夜の犯行とみられ、署は管内のパトロール活動などを強化している。

 侵入盗の発生後は、「ドロボー警報発令!」「犯人はあなたの近くに来ています!」などと記したチラシを作成。公共施設や店舗に掲示している。

 筒井副署長は「不審な人物や車両を見かけたら通報してほしい」と市民に協力を呼びかける。

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