新たな地産地消メニュー開発で豊橋市/多様性に富んだ品々の誕生に期待
2024/04/22
昨年度のお披露目会でテーブルに並んだ新メニュー
地元の農産物を使った新たなメニュー開発を後押ししている豊橋市は、市内の生産者と飲食店・菓子店のマッチングの機会を今年度2回に増やす。バラエティーに富んだ品々が生み出されることに期待がかかる。
夏の生産物を対象にしたマッチング会を5月27日、エムキャンパスフード(同市駅前大通2)で実施。秋冬の生産物のマッチング会は7月29日にホテルアークリッシュ豊橋(同市駅前大通1)で行われる。
参加者らはそこからグループを作り、地産地消のメニュー作りに取り組む。それぞれ7月と11月にお披露目会が予定されている。
市は2022年度から、農作物の販路を広げたい市内農家と、地元食材で新メニューを作りたい飲食店・菓子店を集めたマッチング会を開催。初年度に10品、23年度には25品のグルメやスイーツが誕生した。
過去2年は、豊富にそろう秋冬の農産物を対象にしていた。参加者から夏に採れる作物も加えてほしいと要望があり、年2回に増やすことにした。
いずれのマッチング会も、申し込みの受け付けが今月22日に市のホームページで始まる。締め切りは「夏」が5月20日、「秋冬」は6月30日。
今月25日には事前説明会がオンラインである。
市農業企画課の菅沼和也課長補佐は、マッチング会を2回にすることで「品目が広がるので、今までにないものが出てくると期待している」と話した。
問い合わせは、運営事業者の中部ガス不動産=電話0532(57)7720=へ。