ＣＳ進出上位８チーム決定

Ｂリーグ・レギュラーシーズン全日程終了／三遠　ｂｊリーグ時代の２０１４―15　シーズン以来／９季ぶり日本一目指す

2024/05/07

大野ＨＣの緻密な戦術が浸透してきた

　Ｂリーグは６日、レギュラーシーズン全日程が終わり、チャンピオンシップに進出する上位８チームが決まった。中地区１位の三遠ネオフェニックスは、準々決勝で広島ドラゴンフライズと対戦する。

　三遠にとって、東野智弥元ＨＣ（技術委員長）が率いたｂｊリーグ時代の２０１４―15シーズン以来、９季ぶりの日本一を目指す戦いが幕を開ける。

　昨季は主力選手のけがなどシーズン途中で失速、最後は23勝37敗の中地区６位に終わった。大野篤史ＨＣの就任２年目は、攻守で連動する緻密な戦術がチームに浸透してきた。

　今季は、三遠がリーグ最多の５３７１得点（１試合平均89・５得点）と攻撃力が大幅にアップ、さらにシュート成功率（46・５％）と平均アシスト数（22・３本）でもリーグ１位を記録、チームの総合力と完成度では群を抜いている。

　日本代表に選出される突出した選手はいないものの、得点力のコティ・クラークとリバウンドのヤンテ・メイテン、アシストの大浦颯太は、チームに欠かせない存在となっている。

　ＣＳの準々決勝で戦う広島とは、昨年12月にアウエーで２連勝。11、12、13日は豊橋市総合体育館で、ブースターの大声援を背にベスト４進出を目指す。