県がオオキンケイギク駆除呼びかけ
2024/05/08
道端に咲く特定外来種のオオキンケイギク
県は各自治体を通じて、今月から咲き始めた特定外来種オオキンケイギクの駆除を呼びかけている。黄色の花が美しいため、除草の際には意図的に残されることがあるが、外来生物法に基づき駆除対象となっている。
オオキンケイギクは北アメリカ原産のキク科の多年生草本で、日本では全国各地に分布しており、豊川市内などでは道路脇や河川敷で生息が確認されている。強じんな性質で、定着すると在来植物との競合や駆逐が懸念されている。
成長すると高さが30~70センチになり、7月ごろにかけて黄色の花を咲かせる。花は直径5~7センチで、葉は長いへら状で両面に荒い毛があり、葉の周囲は滑らかなのが特徴。葉は花の近くではなく、茎の下につく。
駆除のポイントとしては、花が満開となりたくさんの種ができる前に根ごと引き抜き、各自治体の指定ごみ袋に入れて密閉し、枯らせてから可燃ごみで処分する。種が土の中で何年も生き残ることから、簡単に駆除ができないため、毎年同じ場所で抜き取りを継続すると効果的という。