大迫力の組み写真掲載/「広報がまごおり」昨年9月号
2024/05/10
全国初入選を果たした蒲郡市の「広報がまごおり」
蒲郡市の広報紙が、「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)で初めて入選を果たした。対象は「広報がまごおり」昨年9月号の表紙と裏表紙。組み写真の部で入選9作品のうちの1点に選ばれた。
受賞作の表紙には、直径600メートル以上に広がる特大花火「正三尺玉」の写真を大きく掲載。裏表紙は、複数のよさこいチームの写真を割り付け、さらに踊り手の切り抜き画像を重ねて躍動感を表現した。
講評では、難易度の高い花火の撮影技術や、切り抜いた人物写真の配置などが評価され、「楽しさと美しさ、華やかさが表現されている」とたたえられた。
制作したのは、市秘書広報課の主幹水野弘淳さんと五十嵐瑞希さん。裏表紙には市内企業などの全面広告を掲載することが多いが、この月は空いていたため、表紙に連動して写真を思い切り使うことができたという。
水野さんは「個人的に写真は苦手だったが、前任者のアドバイスや研修を通じてコツがつかめてきた。自分だけの力ではできなかった」と感謝する。
コンクールは、地方自治体などの広報活動の向上を目指して1964年に始まった。今年は都道府県単位で入賞した計438点を審査し、広報紙とウェブサイト、広報写真、映像、広報企画の5媒体10部門で特選、入選を決めた。県内では蒲郡のほかに、東浦町と大府市が入選した。表彰式は6月21日に秋田県で行われる。