とよしん景況調査がまとまる

2002/01/24

 豊橋信用金庫(水野勲理事長)は、平成13年12月の景況調査結果をまとめ、発表した。それによると地域の景況は「後退色を濃くしている」とし、前年同期の実績比較で年末需要期としては調査開始以来、平成5年と10年に次ぐ3番目の低い水準となり、今後の見通しでも「さらに下回る」と一層の景気後退感を示している。

 調査は、今期(昨年10月~12月)の業況と来期(1~3月)の見通しを同金庫取引先590社に聞き取りによるアンケート方式で行った。その結果、今期の業況DI(好転と答えた企業の割合から悪化と答えた企業の割合を差し引いた値)が、▲(マイナス)8・3と前期比較で1・3ポイント上昇し、わずかながら好転した。

 原因は、年末需要期が入っていたためだが「今一つ盛り上がりを欠いた」とみられ、前年同期の実績比較では業況、売上、収益の各DIともに下回った。

 主なDIは、業況DIが総合で▲8・3(前年同期比六・三ポイント低下)。業種別では建設業9・9ポイント、小売業七・〇ポイントの好転に対し、サービス業は九・六ポイントの低下だった。来期見通しは、総合DI▲10・8。当期比で2・5ポイントの低下を予想している。

 売上DIは総合で5・6。前期比7・0ポイントの上昇となり、改善がみられた。業種別では建設業19・1ポイント、卸売業7・4ポイント、サービス業5・8ポイントとそれぞれ上昇した。半面、製造業が0・4ポイントの低下となった。来期見通しでは総合DI▲0・5。当期比で6・1ポイントの大幅な低下予想になっている。

 収益DIは、総合で▲2・4。前期比で3・9ポイントの上昇になり、改善がみられた。業種別では、建設業15・2ポイント、卸売業7・6ポイント、サービス業4・2ポイントとそれぞれ上昇したのに対し、小売業、製造業は低下した。来期見通しは総合DI▲5・9。当期比で3・5ポイントの低下を予想している。

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