岡崎信金と豊橋信金が「社会貢献賞」で入賞

2005/06/10

 全国信用金庫協会の顕彰制度「第8回信用金庫社会貢献賞」で、三河の2信用金庫が入賞した。岡崎信用金庫(服部晃理事長)は、同金庫資料館が世界の貨幣展示、江戸時代の両替商復元などで地域社会に貢献した活動が認められ、「Face to Face賞」を受賞。また、豊橋信用金庫(山本正明理事長)は創立75周年記念事業として開催し、10回目を迎えた「とよしんクラシックコンサート」が「奨励賞」に選ばれた。表彰式は23日、東京・経団連会館で開かれる全国信用金庫協会総会の席上で行われる。

 同賞は、地域の発展に貢献する信用金庫の姿をアピールし、お客さまや地域の信頼を揺るぎないものとする目的で創設された。対象は信用金庫にふさわしい地域に根ざした活動で、第8回は全国151信用金庫・関係団体から383件の応募があり、9金庫と個人2人が入賞した。
 
 岡崎信用金庫は、会長賞に次ぐ「Face to Face賞」に輝いた。昭和57年に開館した同金庫資料館は大正6年、本格的なルネッサンス様式を取り入れて建設された建築物で、同金庫が市民に無料開放している。1階は市民ギャラリーで、地元の絵画・写真の愛好家が展示会を開いている。2階は江戸時代の「くらしとあきない」の紹介や、両替商の再現、貨幣、記念コイン等の展示など、地元の人々の広場として活用しながら、文化的意義も高めている。

 「奨励賞」には、豊橋信用金庫の「クラシックコンサート」が入った。地域の文化振興を目的に、毎回世界の一流演奏家を迎えてコンサートを開催、会場の手配からポスター・チラシの作製、入場券の販売依頼、広報活動、会場設営など、同金庫職員が担当し、手づくりコンサートとして開いている。クラシック音楽を身近なものとするため、解説にも工夫するなど、地域に溶け込んだコンサートとなっている。

 ちなみに会長賞は、横浜信用金庫の「横浜ルネッサンス事業」だった。

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