資源化センター焼却炉1基故障停止

初のごみ処理非常事態宣言/復旧めど立たず「減量」呼びかけ/残る2基で対応も限界/豊橋市/異常燃焼?熱分解ドラム破損

2018/04/06

 豊橋市は5日、ごみを焼却処理する資源化センター(豊栄町)の焼却炉3基のうち1基が故障により停止したと発表した。ごみ処理が追い付かなくなる恐れがあるとして、初となる「ごみ処理非常事態宣言」を発令し、市民にごみ減量を呼びかける。

 市によると3月24日午前0時45分ごろ、同センターの1号炉で異常を感知したため、職員が運転させた。冷却するのを待って2日から調査し、ごみを蒸し焼きにする熱分解ドラムという円筒形の機器の一部などが破損していたことが分かった。

 熱分解ドラム内部の正常時の温度は450度。今回は最も高温のところで約1100度に達していたという。空気を送る合金製の加熱管も破断した。提髪宏彰センター長は「何らかの燃焼が発生したのではないか」と推測。市が故障原因を調査中で、復旧のメドは立っていない。異常燃焼に伴う大規模な故障は過去にないという。

 同センターには1日平均約300トンの「もえるごみ」が運び込まれる。1号炉の故障により、1日190トンのごみを焼却できる2号炉と110トンまで処理可能な3号炉で対応している。ごみの搬入量に対し処理能力にほぼ余裕のない状態で、このままのペースならごみをためておくピットが8月上旬にもいっぱいになるという。

 こうした事態を受け、市として初めて「ごみ処理非常事態宣言」を発令。生ごみや紙類などを「もやすごみ」に混ぜないよう市民に呼びかけ、ごみ減量への協力を求めている。

2018/04/06 のニュース

異常な高温で変色した熱分解ドラム(豊橋市提供)

資源化センターの外観(豊橋市豊栄町)

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.