作手小児童と学習交流

豊橋特支小学部の尾藤直斗君/「脈の速さで話」に驚きの声も

2018/07/08

 来年の卒業を控え、豊橋特別支援学校小学部6年の尾藤直斗君(11)が6日、出身地である新城市の作手小学校(安形博校長)で交流学習を行った。参加した6年生15人は「いろんなことを初めて知った。家族が苦労されている」などと感想を語った。 

 直斗君は1歳半で急性脳症になり、後遺症が残り呼吸器を必要とする病院で寝たきり生活を送った。2歳3カ月で実家に戻り、その後家族の支援を受けて生活している。

 交流学習には母親の千夏子さん(43)が付き添った。直斗君の幼い頃の元気な様子や1週間の過ごし方、食事などの日常生活が紹介された。直斗君は言葉で気持ちを伝えられないが、みんなの声や歌を聞くと、うれしくて脈が早くなるという。

 この後、全員で「翼をください」の歌をプレゼントし、直斗君を囲んでの触れ合いを楽しんだ。

 参加した洞口奏太君は「脈の速さで話ができることを初めて知った」と驚いた。小林稔季君は「夜中に向きを変えてあげるなど、家族の大変さもわかった」と話した。

 交流学習は1年生の時から学期ごと年3回行われ、音楽を聴いたり、教科書を読んでもらったり、授業に参加する形で実施されてきた。

 小学校最後の年となり、千夏子さんは「直斗のことをもっと知ってほしい」と作手小に要望し、今回の交流学習となった。

 千夏子さんは「子どもたちが自分も頑張ろうと思ってくれたらうれしい。自分の親も頑張っているとわかってもらえるといい」と話した。

2018/07/08 のニュース

直斗君と千夏子さんを囲む子どもたち(新城市作手小学校で)

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