桜の季節 

慎重を「期」す

第4章 92回

2020/12/13

選手たちには万全の準備を整えて本番を迎えてほしい

 ウインターカップ開幕まで残り約2週間に迫った。千葉県では、市立船橋で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。男子バスケ部で37人、女子バレー部で14人など計70人がPCR検査で陽性判定となった。

 市立船橋は臨時休校で感染収束を図っているが、体操部は全国大会の出場を辞退している。バスケ部はまだ出場可否を発表していないが、もし出場できても、延岡学園(宮崎)戦で本来の実力を出し切るのは非常に難しいだろう。

 JBAはコロナ対策のガイドラインで、大きな症状が見られなくてもウイルス感染の可能性があり、軽い風邪の症状を見逃さないことが大切としている。体調がおかしいと感じたら積極的に休むことを心掛け、未然に集団感染を防ぐための行動を促している。

 豊橋市では、11日時点で累計316件の陽性判定が確認されており、不要不急の外出を避けるよう自粛を求めている。豊川市は11日時点で累計131件発生している。

 本番まで約2週間。桜丘の選手たちが何事もなく無事に大会を迎えられることを祈っている。さらに、今後の注意点は東京都へ移動してからになるだろう。チームが宿泊するホテルや試合会場、移動のバス車内など、どこにウイルスが付着しているか分からない。マスク着用は当然ながら手袋やゴーグルなど、感染対策に「やり過ぎ」などない。

 今大会では、報道陣への規制も厳しく入場総数の制限が行われ、試合では通常のカメラ席に座ることができない。一般観客と同様、遠くから選手たちの活躍を見守ることしかできないのはもどかしい。

1試合でも多く、1秒でも長く、その姿を見続けたい。

2020/12/13 のニュース

選手たちには万全の準備を整えて本番を迎えてほしい

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP