桜丘は洛南に惜敗

第73回全国高校バスケットボール選手権大会/守りで食らいつくも攻略できず

2020/12/25

桜丘は野澤主将を中心に最後まで勝利を追い求めた(ⒸJBA)

 第73回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2020)は24日、東京体育館で男子1、2回戦が行われ、3年連続7回目の出場となる愛知県代表の桜丘は、洛南(京都)に65―67で惜敗した。

 第1シードの強豪を相手に、桜丘は必死の守りで食らいついた。序盤は両チームともにロースコアで進め、桜丘が1点リードで第1Qを終えた。第2Qに入ってもスローな展開は変わらず、2点差と緊迫した雰囲気の中で折り返した。

 後半に入り、洛南は外角シュートが決まり始めた。対する桜丘は相手の高さに苦しみ、なかなか得点のチャンスを作れなかった。

 第4Q、攻勢を強めた洛南が一気に畳み掛け、桜丘は一時13点差まで離されたが、江崎悟監督が「強豪には3点シュートで勝つしかない」と、野澤登真や松野遥弥、松浦奏斗が次々にシュートを沈めて残り約1分で同点。最後は桜丘全員の願いを込めたキャプテン野澤の3点シュートが、無情にもリングに弾かれ、桜丘は今大会に別れを告げた。

 江崎監督は「守備は予定通りにうまくいった。ただ、攻撃は洛南の高さを攻略できなかった。何度も死にかけながら生き返り、選手たちはよくやった」と敗戦を振り返った。

 野澤主将は「経験不足が出た。強豪相手にクロスゲームを楽しもうと話していた。一緒に戦ったチームメートに感謝したい」と話した。

 松野遥弥は「自分らしく勝負できなかった。エースとしてチームに貢献しなければいけない」と悔しさをにじませた。

 1年生PGの土屋来嵐は「自分のミスが多かった。先輩たちに申し訳ない。もっと強くなって戻ってきたい」と涙を拭った。

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