桜の季節 

女子が「熱」い

第五章 第5回

2021/04/25

桜丘期待の1年生・西尾優花

 東京五輪開催可否について結論を出す時期が迫ってきている。一方で、新潟県長岡市で開催される北信越総体(インターハイ)も、開催可否を巡って議論が紛糾している。今週末から東三河地区予選が始まり、高校生が最後の夏へ熱い試合を繰り広げている。

 男子は、桜丘が順調な滑り出しを見せている。1回戦は154得点で御津を下した。名古屋市を対象にまん延防止等重点措置が実施され、県大会の実施時期は不透明な状況だが、一歩ずつ着実に階段を駆け上がり4年連続9回目の全国切符(昨年はインターハイ中止)を手にしてほしい。

 さて、女子では東三河上位2校が県大会へ進む。桜丘は前々回大会でベスト8へ勝ち上がったが名女大に敗れた。

 今大会では、期待の1年生PG西尾優花がチームを引っ張る。西尾は、金屋中学校で163㌢の長身を生かしPFなどで活躍。中学2年生からガードのポジションとなり、ハンドリング技術が高まってきた。山辺正幸監督は「ドライブやパス、シュートなど何でもできる選手。性格的にも物怖(ものお)じせず試合で実力を出し切れる。気遣いができ仲間を生かすだけでなく、守備では勘が鋭い」と絶賛した。Wリーグで活躍する日本代表の宮崎早織(ENEOS)や篠崎澪(富士通)に似た雰囲気を持つ楽しみな選手だという。

 まだ1年生、今後は「型にはめず攻撃的な選手に育てていきたい」と期待を寄せた。

 西尾は「先輩たちと一緒に自分らしく、明るく元気に頑張りたい。もっと基礎力を上げて、違いを作れる選手になりたい」と意気込んだ。

 目標を聞くと、辻りお(岐阜女子)の名前を挙げ「対戦したい」と笑顔を見せた。

2021/04/25 のニュース

桜丘期待の1年生・西尾優花

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP