桜の季節 

先輩の「言葉」を

第五章 第6回

2021/05/02

桜丘は強い決意を胸に県大会へ挑む

 東三河予選が終わり桜丘は無事に1位突破し、インターハイへ向け順調なスタートを切った。まだチーム完成度は低いとは思うが、勝ち続けて自信と経験を積むことが選手たちの成長になる。今はまだ江崎悟監督からダメ出しされることも多いけれど、東三河予選で得た収穫と課題をもう一度考え、期待と不安を抱え県大会へ挑むことになった。

 そこで、チームを鼓舞してもらうために、前主将の野澤登真に激励メッセージを依頼した。野澤の言葉が、選手たちに届くことを信じている。

 「新生活が始まって、新しい環境、新しい仲間、不安なことやうまくいかないことがたくさんあると思います。その気持ちは、昨年の自粛期間を経験しているので僕も痛いほど分かります。モチベーションが上がらなかったり、目指す方向が分からなくなったりしてしまうこともあると思います。でも、そこでくじけずに、キャプテン(菅原琉司と松野遥弥)中心になって、自分たちには何が足りなくて何が必要なのかを見極めて、高め合ってください。本気でバスケに打ち込める環境に感謝し、本気で高め合ってくれる仲間、本気で指導してくださる江崎監督のためにも、自分たちが果たせなかった日本一を目標にして頑張ってください!困ったこと、迷ったことがあればいつでも話を聞くので。栃木から桜丘バスケ部のことを応援しています」。

 昨年に同じ境遇を経験した野澤だからこそ、選手たちの心に響く言葉だと思う。そして最後に「ウインターカップ洛南戦を絶対に忘れるな」と力強い言葉を送ってくれた。

 日々の練習、学校生活、バスケに向き合う姿勢。桜丘はもっと強くなれるはずだ。

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