豊橋創造大で食育講座

2007/01/14

暮らし方が何より大切と話す大村さん(豊橋創造大学で)

 今年度の文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に選定されている豊橋創造大学短期大学部の公開講座「食をテーマとした地域活性化」(全3回)の第2回は、13日午後1時30分から同大学で開かれた。今回は食育コーディネーターの大村直己さんが「現代消費社会に求められる食育の視点」をテーマに講演した。東海日日新聞社など後援。

 大村さんは商品科学研究所に在籍し、現在は独立して主に子どもの食育について執筆、講演活動を行うと同時に、ウェブサイト「ほねぶとネット」を主宰して、食育の必要性を訴えている。

 この日は学生のほか大勢の一般受講生も参加した。大村さんは「昨年は多くのメディアが食育を取り上げ、食育元年と言われています。ですが食育という言葉は新しい言葉ではありません。明治時代の子育てには『知育、体育、徳育、食育』と言われており、時代が豊かになるに連れて日本人が忘れてしまった言葉です」と説明した。

 さらに「『ほうしょく』と言う言葉の移り変わりも時代を反映しています。順に豊食、飽食、崩食、呆食と移りかわります。そして情報のはんらんもあります。ここ数日、納豆ダイエットで売り場から納豆がなくなる事態が起きました。納豆を1日2回食べるということにはクエスチョンマークです」と笑顔で語った。

 さらに「食の基本は一汁二菜など、昭和40年代の一般家庭での食事が理想。食べ方や栄養よりも大事なのは暮らし方。早ね早起き朝ごはんを実践することが大切です」と強調した。

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