奥三河の星空写真53点/設楽町で作品展始まる
2023/03/21
大賞をとった伊丹さんの作品「トトロと冬のダイヤモンド」
第6回となった奥三河星空写真コンテストの審査が終わり、入賞作品など53点が設楽町田口の奥三河総合センターで展示されている。4月末まで。大賞に選ばれたのは、伊丹佐智江さん(豊川市)の「トトロと冬のダイヤモンド」で、無数の星を夜の茶臼山高原とともに見事に切り取った。
コンテストには風景を入れた「星景」、惑星や銀河などを大写しにした「天体」の2部門がある。いずれも新城、設楽、東栄、豊根の4市町村で撮ることが条件だ。
伊丹さんは大賞をとった作品で、ひときわ明るい惑星を囲んでシリウスなど六つの1等星が輝くところを撮影。トトロのように立つ2本の木も一緒に収めた。
コンテストを主催した「奥三河☆星空の魅力を伝える会」の後藤修一代表は「奥三河のイメージがうまく伝わる写真が多かった。皆さんの技術が上っているようだ」と話した。
展示初日の18日にセンターを訪れた名古屋市の岸夏苗さんは、「名古屋では見られない星空が写っていて、夜の奥三河に来たくなる」と熱心に作品を眺めていた。
【星景部門】
「月の出を待つ」河合孝子(田原市)
「菜の花畑を楽しむ さそりとバンビ」村松英男(新城市)
「星空に架かる橋」松木大幸(豊川市)
「夏の大三角と桜並木」若杉茂(尾張旭市)
「カエデよ おやすみ。。。」本多薫(名古屋市)
「星降る展望台」蟹江敦子(名古屋市)
【天体部門】
「光と影」松木大幸
「太陽 大黒点」平野宗弘(豊橋市)
「ZTF彗星(C/2022 E3)」村松英男
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