「自転車のまち」で選手ら熱戦

新城ロードレース初開催/4時間160キロ駆け抜ける

2024/09/11

ゴール直前で競り合う選手(新城市庭野)

 「自転車のまち」をうたう新城市で8日、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)が「第1回新城ロードレース」を開いた。今年のプロツアー13戦目という位置付けで、国内トップクラスの選手らが猛スピードで公道を周回。約160キロを4時間前後で駆け抜けた。

 JBCFと市、モビリティ向上委員会(瀧川紀幸委員長)が共催し、桜淵公園を起点とする約16キロの周回コースを設けた。ここまで大規模な自転車の公道レースが市内で開かれたのは初めて。同公園内には飲食の出店などが並んだ。

 下江洋行市長は開会式で「熱い戦いを期待している。サイクル関係のイベントを今後も行い、『自転車のまち』新城を盛り上げていく」とあいさつした。

 コースは県道、国道などを通行止めにして確保。長い直線がある一方、カーブの続く狭い峠道も通り、体力、技術や他チームとの駆け引きが試された。

 出場した21チーム117人のうち、完走できたのは52人。1位の沢田時選手(宇都宮ブリッツェン)のタイムは3時間53分12秒だった。

 新城市の地域おこし協力隊を務める小山貴大選手(群馬グリフィンレーシングチーム)も完走。「観客の応援がすごくて力を出せた。迫力のあるレースになり、最高の時間だった」と振り返った。

 沿道からは市民が手を振ったほか、県内外から集まった自転車愛好家らが見物。選手が集団で通り過ぎると風が起こり、迫力を感じた。

 峠道で観戦した浜松市の50代会社員は「上り坂でも、かなりのスピードで走っていった。ロードレースは有名な選手を間近で見られる」と喜んだ。

 新城市は、2026年アジア競技大会で自転車ロードレースが予定される。今回のレースはアジア大会に向けた準備の意味合いもある。

峠道を上る集団(同市吉川)

応援する観客(同市一鍬田)

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ゴール直前で競り合う選手(新城市庭野)

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