釈迦の臨終の場面が描かれる
2025/02/19
公開中の涅槃図(新城市下吉田の満光寺で)
新城市下吉田の満光寺(竹下毅昭住職)で3月2日までの土・日、祝日の午前10時から午後3時まで、釈迦(しゃか)の臨終の場面を描いた大きな涅槃(ねはん)図が公開されている。
涅槃図は縦約4メートル、横約3メートル。今から300年ほど前(江戸前期)に水谷法橋僚甫によって描かれたとされる。横たわる釈迦を中心に嘆き悲しむ人たち、多くの鳥獣、生母・摩耶夫人、天女たちが色鮮やかに描かれ、保存状態は大変良いという。毎年、釈迦の命日(約250年前の旧暦2月15日)前から3月初めまで公開されている。
寺では「この辺りではあまり見ない大きな涅槃図。県指定文化財に登録されている庭園とともに、ぜひ見てほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、同寺
=0536(34)0116=へ。