ノロウイルスの食中毒に注意

冬季は感染力が強く集団で発生/厚生労働省

2025/02/19

厚生労働省HPで公開されている日本食品衛生協会の手洗い方法案内(提供)

 冬季は感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいノロウイルスによる食中毒が多く発生する傾向があるとして、厚生労働省は注意点や手洗い方法をまとめたリーフレットをホームページ(HP)で公開し、注意喚起している。調理する人の健康管理や作業前の念入りな手洗い、調理器具の消毒などを呼び掛けている。

 同省によると、2023年にノロウイルスによる食中毒は163件発生し、5502人の患者が出た。愛知県内では23年に13件発生し、658人が食中毒になった。

 発生場所の約6割は飲食店だった。19年以降の5年間の全国対象のデータによると、毎年12月から3月の冬季に多く発生した。

 ノロウイルスは食品や人から感染し、発症まで1~2日。吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛、微熱などが1~2日続く。

 リーフレットなどでは、予防のポイントとして、感染の症状がある場合は食品を扱う作業をしない▽トイレに行った後や調理施設へ入る前に、丁寧に手洗いする▽熱湯や洗剤で調理器具を消毒する―ことなどを挙げている。

 患者の嘔吐(おうと)物やおむつなども、使い捨て手袋や塩素系の消毒液を使って処理することを助言している。

2025/02/19 のニュース

厚生労働省HPで公開されている日本食品衛生協会の手洗い方法案内(提供)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP