全面LED方式に改修/スコアボード表示のデモンストレーションも
2025/03/20
ホノホンが始球式に登場した(豊橋市民球場で)
豊橋市は19日、32年ぶりに全面改修を実施した市民球場のスコアボードをお披露目、報道陣の現地説明会を行った。来年9月に名古屋市などで開かれる第20回アジア競技大会で野球競技の会場に使用される。
お披露目では、市職員による改修経緯説明やスコアボード表示デモンストレーションが行われ、アジア大会公式マスコット「ホノホン」が始球式に登場、豊橋市の公式キャラクター「トヨッキー」も完成を祝福した。
市民球場のスコアボードは、1993年に磁気反転式へ改修を行ってから32年が経過し、老朽化が進んでいた。今回の全面改修は選手表示の横書きに対応、動画など柔軟な表示が可能な全面LED方式に改修。総工費2億7000万円、約6割が愛知県補助金とスポーツ振興くじ助成金を活用した。
大きさは縦14・72メートル×横4・8メートル、面積は70・656平方メートル。砲弾型、RGB高輝度発光ダイオード、スコアや各種メッセージ、静止画や動画に対応する。野球表示はチーム名と選手名、審判名、得点、球速、投球数、経過時間が表示される。
また、スピード計測はバンテリンドームナゴヤでも使用される「SpeedCatcher」を採用し、より正確な計測が可能。得点操作盤はタッチパネル方式となり、利用者の操作性が向上した。
市民球場は1980年に開設された。天然芝の野球場で高校野球やアマチュア野球で利用される。プロ野球の1軍戦やウエスタン・リーグ公式戦、女子ソフトボール公式戦なども開催されている。