2025/10/20
カークランド氏㊨と下江氏(19日、それぞれ新城市内で)
任期満了に伴う新城市長選は19日告示され、新人で元市議のカークランド陽子氏(51)と、再選を目指す現職の下江洋行氏(60)がともに無所属で立候補を届け出た。同じ日程で行われる市議選(定数18)は19人が立候補。7日間にわたる舌戦が始まった。投開票は26日。
カークランド氏、下江氏は届け出後にそれぞれ出陣式を開き、集まった人たちに支援を訴えた。カークランド氏は公職選挙法の規定により、市議について自動失職となった。
市議選の立候補者数は市町村合併後で最少。内訳は現職14人と新人5人で、党派別でみると無所属15人、共産2人、公明1人、国民民主1人となった。
18日時点の選挙人名簿登録者数は3万5662人。衆院選と重なった前回2021年の投票率は市長選72・62%、市議選72・61%だった。
【立候補者の第一声・届け出順】
カークランド陽子氏(51)
無所属・新
この選挙は手作りの、まさに草の根の選挙。皆さん、ボランティアでお手伝いしてくださる。立派な国会議員の先生や、大きな団体の長のあいさつはありません。一人一人、市民が手作りする選挙となる。
新城に引っ越してきてから、私ができることは、小さくてもいいからやっていこうという気持ちで過ごしてきた。4年前に市議に当選させていただき、市政がどうなっているか、よく見えるようになってきた。
やはり新城の魅力をうまく理解できている人が少ない。外からの視点で、新城にはこういう魅力があるんだよと訴えてきたが、上の方に理解いただけず、歯がゆい思いをしてきた。
まだまだ未熟だが、市長選に挑戦をという声もいただいた。これまでと同じく、自分にできることは何でもやってみる、やらずに後悔したくないという思いで挑戦を決めた。
協力いただける皆さまのおかげでここまでたどり着いた。この7日間、一生懸命走り抜けていきたい。
下江洋行氏(60)
無所属・現
この4年間、マニフェストは80%台後半の達成率を挙げることができた。市内の団体や地域の集まりへ足を運んで80回近く対話し、市民の皆さんの声を受け止めてきた。
小中学校へ安定的に供給できる学校給食センターは昨年9月に運営を始めた。引き継いだ大事な仕事を、まずはしっかり稼働させられた。
税収確保と雇用確保のための企業用地開発も、分譲開始に道筋をつけることができた。次なる企業用地開発も、県と連携して進める。
人口減少にはあらがえない。暮らしに必要な商品、サービスを提供する事業者が立地し続けられる商圏規模、つまりは中心核の人口密度を保っていく。
交流人口と関係人口を創出し、つながりを地域の力にしていく。
産業振興、医療や防災に近隣市町村と連携して取り組む。そのためには道路などの整備が重要だ。関係機関に働きかけ、安心して暮らせる基盤整備に力を入れる。
確実に勝利できるよう背中を押してください。