土屋浩氏が再選果たす

2025/10/20

花束を受け取る土屋氏(19日夜、設楽町田口で)

無所属の2人が争った設楽町長選は19日投開票され、現職の土屋浩氏(65)が新人で元町議の原田純子氏(75)を376票差でかわし、再選を果たした。次点候補に446票差を付けた前回より、競り合う展開となった。投票率は70・76%で、前回(73・97%)を3・21ポイント下回った。
 土屋氏は同日夜、同町田口の事務所前で、開票状況のグラフをにらみながら待機。午後9時35分ごろに当選確実となると、手をたたいて支援者らと喜びあった。

 あいさつでは「大変厳しかったが、大変うれしい結果になりました」と選挙戦を振り返り、「設楽ダムの確約事項を、どうやって将来に負担を残さずやっていくか。住民と話をし、下流の皆さんと相談して進めていく」と誓った。
 駆け付けた来賓らとは「ひやひやしました」と握手を交わした。陣営幹部は「これだけ接戦になるとは思わなかった」とこぼした。

 土屋氏は6月の町議会で出馬表明し、町議らの支持を幅広く取り付けた。観光施策のてこ入れ、ふるさと納税拡充といった実績を強調し、起業支援や民間企業との連携などの政策を掲げた。

 原田氏は告示間際に立候補を表明。保育園や小学校の統合反対、民間事業者との連携強化への懸念を訴え、土屋町政への批判票を一定程度取り込んだ模様だ。
 当日有権者数は3571人。投票率は2005年の町村合併後、6回あった町長選で最低となった。

【設楽町長選開票結果】(得票順、19日午後9時51分結了)

 当1434 土屋  浩 65 無現 当2
  1058 原田 純子 75 無新


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