豊橋市中央図書館で「太閤記物展」好評
2025/12/18

84冊全部の絵を見られる資料展(豊橋市中央図書館で)
来年の大河「豊臣兄弟!」はこれでばっちり―。豊臣秀吉の立身出世の人生を描いた「太閤記物」の書物を展示する図書館資料展「太閤記物 庶民が憧れた太閤さん」が、豊橋市羽根井町の市中央図書館で開催されている。「絵本太閤記」全84冊が一挙に展示され興味深い。
「小瀬甫庵の太閤記」に始まり、全180冊に及ぶ「太閤真顕記」も見ることができる。メインの展示は江戸時代に人気があった「絵本太閤記」の展示。
豊臣秀吉の生涯を豊富な挿絵を入れてつづったもので、有名なエピソードのシーンが挿絵でわかりやすく紹介されている。日吉丸の誕生に始まり、雪の日に懐で草履を温めて織田信長に取り立てられる場面、糟糠の妻「おね」との結婚の場面など、映画やテレビで「見たことのある名シーン」が盛りだくさんで楽しめる。
絵本太閤記は今年の大河ドラマで舞台になった寛政年間に作られており、「べらぼう」に思いを馳せつつ「豊臣兄弟」の予習ができる趣向になっている。豊臣秀吉に関する歴史がわかる本や豊臣秀吉をテーマにした本の展示もある。1月25日まで。