「大島」も岩肌あらわ 豊川用水の水源ダム
2026/01/16

沢筋の茶色い谷底が現れた鳳来湖(新城市で)
豊川用水の節水が強化された15日、新城市の山あいにある二つの水源ダムを訪ねた。宇連ダムでは、貯水池である鳳来湖の水位が満水時より37メートル低下し、あちこちで茶色い谷底が出現。大島ダムでも朝霧湖岸の岩肌があらわとなり、渇水の深刻さがうかがえた。
節水措置は昨年8月末から続くが、冬場に節水となるのは2006年1~3月以来、20年ぶりのことだ。また、水道用水の節水率が15%に設定されるのは、宇連ダムの貯水率が0%を記録した19年以来となった。
水資源機構によると、15日午前0時時点の貯水率は宇連ダム8.9%、大島ダム50.2%。この時期の平年値である約64%と約88%をそれぞれ大幅に下回っている。
しかし、流域住民に実態がしっかり伝わっているとは言えないようだ。宇連ダムで出会った豊橋市の男性(61)は「水が少ないというので見に来たけれど、節水が始まっているなんて知らなかった。聞いたことがない」と話していた。
冬場でまだまだ雨の少ない日が続くと想定される。同機構豊川用水総合管理所は「節水意識を持ってもらい、細かな蛇口の開け閉め、洗車回数の見直しなど協力をお願いしたい」(総務課)と呼びかけている。