豊橋市ファストパス採用導入

県内自治体で初/過去5年以内の内定辞退者対象/選考簡略化で人材確保へ/来月1日から受験受け付け

2026/08/27

豊橋市の市章「千切(ちぎり)マーク」の旗

 豊橋市は、過去5年以内の内定辞退者に対し選考を簡略化した「ファストパス採用」を導入する。若手職員の退職が目立つ中で、人材確保につなげる狙い。市によると、愛知県内の自治体では初めてという。 

 ファストパス採用の対象は2021年度以降に同市の正規職員採用試験を受け、最終試験に合格したのちに内定を辞退した人で、該当するのは約100人。筆記試験が免除され、書類審査と1回の個人面接で選考される。

 受験希望者は9月1日から10月30日までに、市のホームページから電子申請で申し込む。事務職に5人程度と技術職の土木と建築、電気、機械で各1人程度が来年4月1日に採用される予定。

 職員の採用活動で過去の試験合格者に再挑戦の機会を提供する背景にあるのは、若手の退職者の存在だ。市によると事務職全体で年間に約40人が退職し、そのうち10~15人ほどは20~30代だという。転職が理由とみられ、人材獲得競争への対応が喫緊の課題となっている。

 市は試験を一部免除するなど選考過程を簡略化することで、遠方からや働きながらでも受験しやすい環境を整える。別の仕事で多様な経験を積んだ上で、役所を新たな職場に選んだ人材が即戦力として活躍することにも期待している。

 市人事課の朝倉裕詞課長補佐は「こういう面白い採用をやっている自治体だと知って、興味を持ってほしい」と話した。

2026/08/27 のニュース

豊橋市の市章「千切(ちぎり)マーク」の旗

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

東日旗

リクルーティング

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP