SDGs前向き企業減少

インフレや人出不足影響か/実践企業の約半数は成果実感/帝国DB名古屋

2026/08/27

東海企業のSDGsへの取り組み状況(帝国データバンク調べ)

 帝国データバンク名古屋支店がまとめた東海4県の持続可能な開発目標(SDGs)に関する意識調査で、取り組みに前向きな企業の割合が54・2%となり、前年比0・6ポイント減少したことが分かった。低下は2年ぶり。インフレや人手不足が下押し要因とみられる。

 調査は6月中旬から下旬にかけて実施し、東海4県にある1130社から回答を得た。愛知県では53・2%の企業が前向きな姿勢を見せた。

 東海4県でSDGsに対し「理解して取り組んでいる」と回答した企業は32・7%で、前年と同水準を維持し過去最高を保った。一方で「理解し取り組みたい」は21・5%と0・6ポイント減少し、意向を持つ層の落ち込みが全体を押し下げた。原材料高や人件費上昇への対応が優先され、取り組みの裾野拡大が一服した形だ。

 業界別では「建設」や「製造」で実践する企業の割合が高く、建設は前年から6・4ポイント増加した。

 現在力を入れている目標(複数回答)は「働きがいも経済成長も」が31・7%で最多。次いで「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」が27・3%、「気候変動に具体的な対策を」が27・0%だった。

 取り組みによる成果については、実践する企業の46・8%が「成果あり」と回答した一方で、38・3%が「特に成果は出ていない」と答えた。具体的な成果としては、「従業員満足度の向上」(15・0%)や「経営方針の明確化」(11・2%)を挙げる声が多く、人材面や組織運営での効果が目立った。

SDGsへの取り組みの成果(同)

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