【連載】羽田野晴加が全中陸上を振り返る(前編)/昨年の 悔しさ胸に
2026/08/28

地道な練習で果敢な走りを取り戻した
中学生アスリートが日本一を懸けて戦う第53回全日本中学校陸上競技選手権大会(全中陸上)が山口県維新百年記念公園陸上競技場で開催され、女子800メートル決勝で豊橋市立羽田中の羽田野晴加(3年)が4位入賞を飾った。挫折と苦悩を必死に乗り越えて、みんなでつかみ取った価値ある表彰台だった。
◆予選突破へ
昨夏、2年生の羽田野は「鈴木亜由子さんを超えたい」と大きな目標を掲げ、初挑戦となった猛暑の沖縄県へ飛んだ。結果は、予選4組2位でトライアルレース(B決勝)進出。好タイムで全国6位に相当する会心の走りを見せたが、自己記録を超えられずに悔し涙を流した。
一冬を越え、再挑戦を期した今春はけがなどアクシデントに見舞われたが、周りの支えもあって何とか気持ちを立て直した。7月以降、県大会や東海大会を制して自信が芽生え、羽田野らしい果敢な走りが戻ってきた。
今夏、新たな決意を胸に2回目の全中陸上に挑戦。大会初日の予選は「決勝に行きたい思いが強すぎて全然リラックスできず、負けたら決勝は行けないと思っていた」と、予選4組で惜しくも2位。ただ、2分13秒97の記録が上位8枠に入り、苦しみながらも念願だった決勝への切符を手にした。