豊橋市美術博物館/6日まで青龍書道会の「青龍書展」
2026/09/02

バラエティ豊かな作品がそろう(豊橋市美術博物館で)
田原市出身で故・鈴木翠軒氏を創始者とする東三河ゆかりの流派「翠軒流」を伝える豊橋市の青龍書道会の「青龍書展」が1日、豊橋市の市美術博物館で始まった。会員5人が作品を寄せたほか、鈴木氏と重鎮の故・寺田樹風氏の遺墨も出展している。
翠軒流は、薄墨で軽やかに流れるように書くのが特徴で、国定教科書にも使われていた。会場にはその書風を受け継いだ作品が飾られている。若手の阿部有希さんは「片雲悠々」と流麗にしたためた。流れる雲の自由な動きを生き生きと表現している。一方、大河戸柳光さんは、翠軒流には珍しく濃い墨を使い、「夕焼雲」と大書した。堂々とダイナミックな書き方が持ち味。
作品は薄墨の行書・草書を中心に、漢字、かな、漢字かな交じりなどバラエティ豊かだ。6日まで。