2008/10/16
作品の前で本多専務(左)と青木さん
プラスチックブロー成形メーカーの本多プラス(本社=新城市、本多克弘社長)と、ガラスアーチスト青木美歌さんとのコラボレーションアート展「シャイニングレイン『光の雨』がギャラリー・ル・ベイン(東京・西麻布)で開かれている。17日まで。
同展は約2年前に本多孝充専務が武蔵野美大卒業制作展で青木さんの作品に出会ったのがきっかけ。プラスチックの可能性を追求し続ける同社の新たな試みとして、製品製造過程で出る廃プラスチックを使った作品制作を依頼し実現した。
会場には同社ブロー成形ラボで制作された作品約10点が展示。天井からつるされた大型オブジェには、照明が当てられ、水面に映し出されたり、暗やみに浮かび上がったりして幻想的な空間をつくり上げていた。「プラスチックにしかできないことを突き詰めた、そのおもしろさの集大成。廃棄される運命のものに新しい命を吹き込み喜びの花として表現した」と青木さん。本多専務も「今後も作品展などで反応を見ながら、製品化に結びつけたい」と意気込みを語った。