激闘プレーで熱戦 サーラカップ

決勝大会を制したのはグランパス

2012/12/03

優勝の名古屋グランパスU12

 第9回サーラカップ2012決勝大会(サーラグループ主催)は2日、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで行われ、名古屋グランパスU12が6度目の優勝を決めた。

 来年の第10回記念大会へ向けて、各チームが高レベルの熱戦を繰り広げた今大会は、地区予選を勝ち抜いた小学校4年生以下の16チーム(250選手)が参加した。

 開会式では、神野吾郎サーラコーポレーション社長が「今年で9回目を迎えるサーラカップは年々レベルが上がっている。出場選手は高い目標を持ち、優勝を目指して今年一番のプレーを見せてほしい」と激励。ジュビロ磐田の吉野博行社長、櫻内渚・木下高彰両選手も出席し、選手たちにエールを送った。

 グランパス×刈谷南の決勝戦は、一進一退の白熱した攻防戦となり、最後は5―2でグランパスが勝利を収めた。寒空の下、選手たちは最後まであきらめず一生懸命にボールを追いかけ、激しく競り合いながらゴールを目指した。

得点するなど献身的な動きで存在感を示した熊谷侑真(豊川北部)

グランパス×刈谷南の決勝戦は緊迫した展開となった

「ゴール狙う姿勢低かった」佐賀監督

 初戦を4―0で快勝し、今年も圧倒的破壊力で優勝へ突き進むかに思えた名古屋グランパスU12だが、2回戦以降は先制を許す苦しい展開となった。

 MFC・VOICE戦は2点ビハインドから怒とうの反撃で逆転勝利。SCH・FCとの準決勝は、どちらが勝ってもおかしくない互角の戦いを、最後は気持ちで競り勝った。

 佐賀洋司監督は、粘り強く戦う選手たちの精神力をたたえながらも「もっとゴールを狙う姿勢が必要。まだシュートの意識が低い」と今大会を振り返った。

 個人技では優勢だが、体格で劣る選手たちは屈強なFW陣のパワー勝負に苦戦。佐賀監督は「リスクを避け、自分たちの得意な形を出さないとゴールにつながらない。この経験を糧にしてほしい」と選手たちのさらなる成長に期待を込めた。

東三河勢 善戦も敗退

 第9回サーラカップ2012決勝大会には、東三河代表4チーム(リベラール豊橋FC、アズーリ豊橋SC、豊川北部SS、ASラランジャ豊川)が出場したが、いずれも1回戦で敗退した。

 東三河予選優勝のリベラールは、優勝候補・名古屋グランパスU12と対戦。前半早々にCKから失点すると、流れを取り戻せず0―4で敗れた。

 強豪・HondaFC戦に臨んだラランジャは、堅い守りで相手の猛攻に耐え無失点で前半を終えたが、後半に守備網を突破され失点。最後まで粘り強く戦ったが、ゴールを奪えず0―1と惜敗した。

 アズーリは、前半から積極的なプレスで流れをつかみ、自分たちのペースで試合を進めた。だが、得点できず主導権が芳川S S S に移ると、守り切れず連続失点。最後は0―2で大会を後にした。

 東三河勢で唯一ゴールを決めたのは、豊川北部の熊谷侑真と佐藤亨哉。チームは2―5で敗れたものの、次につながる得点となった。

2012/12/03 のニュース

優勝の名古屋グランパスU12

得点するなど献身的な動きで存在感を示した熊谷侑真(豊川北部)

グランパス×刈谷南の決勝戦は緊迫した展開となった

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