新入社員を迎える

2003/04/02

 年度始めの1日、各地で新入社員を迎えた。イラク戦争の先行きが見えにくい中、各企業とも厳しさと新しい時代への対応を本格化させており、迎える企業側は「新しい君たちと新しい経営をめざしていきたい」と変革の時代への対応を強調した。

 昨年からの不良債権処理強化で景気停滞が一層色濃くなったことから、東三河各企業とも採用人員を大幅に減らしており、採用された新入社員は「精鋭」ばかりといえる。

 金融機関では、豊橋信用金庫(水野勲理事長)、蒲郡信用金庫(市川晶也理事長)、豊川信用金庫(鈴木一進理事長)らが入庫式を行った。

 豊橋信用金庫は、大卒11人を含む17人を採用した。水野理事長は「君たちの新しい力を私たちと一緒に発揮してほしい」と訓示、新入庫職員を代表して宮城裕介さんが「個性を最大限生かし、業務に邁進する」と宣誓した。

 蒲郡信用金庫は15人を採用、山本哲司会長が「地域社会に貢献する“信金”の精神を理解し、蒲信の立派な一員になることを期待する」と訓示した。

 地元基幹企業では中部ガス(中村捷二社長)などのグループ企業、豊橋鉄道(江間徹社長)グループなどが入社式を行った。中部ガスグループは、豊橋グランドホテルでガステックサービスなど7社採用の29人を迎えた。

 神野信郎代表は「社員、従業員4500人を代表して歓迎する」と新入社員を迎えた。「世界は新システムを求めて混乱しているが、ビジネスを通して社会に貢献して欲しい。そして、自らを高めて自分らしく生きるために働いて欲しい」と訓示した。

 豊橋鉄道グループは、豊橋勤労福祉会館で入社式を行った。豊橋鉄道車掌、豊鉄観光観光バスのバスガイドなど大卒を含めて23人を採用した。

 後藤秀文さんは「地域との信頼関係がしっかりした豊鉄グループに入社でき、うれしい。さらに信頼されるように頑張る」と宣誓した。

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