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サーラカップ2013決勝大会/年々高まるレベル/勝敗の読めない熱戦続く
2013/12/21
1点差の攻防では一瞬の判断ミスが勝敗を左右する
通算7度目の優勝杯を手にした名古屋U12のほか、3位入賞のホンダFCやサントスFCなど、浜松勢の活躍も目立った大会となった。
決勝戦まで全15試合の中で、最大の見せ場だったのは、1―1でPK戦にもつれ込む熱戦を繰り広げた名古屋U12×サントスFCの準決勝。試合前は名古屋U12の圧倒的な優位がささやかれたが、どちらも譲らない一進一退の緊迫した状況が続き、紙一重の差で名古屋U12が決勝へ駒を進めた。
一方、東三河勢ではリベラール豊橋FCが、葉山新之輔と菰田叡優の得点で安城モンキーズSCに2―1と競り勝ち、参加4チームで唯一2回戦へ進出した。
続くMFC・VOICE戦は惜しくも敗れたが、終盤に安形一輝が意地の1点を奪うなど、最後まで戦う姿勢を貫き、東三河1位の底力を見せつけた。
関係者も驚くほどのスピードで、選手個々のレベルが上がり続けるサーラカップ決勝大会は、試合で求められる能力が年々高まっている。
上位へ勝ち上がるためには、ボールテクニックは当然ながら、動きの質や状況に応じた判断力、試合の流れを読む知識が必要になる。
大会の意義も、これまでの「小学生の交流戦」ではなく、互いの力・技を競い合う「真剣勝負の場所」へと変わりつつある。