豊橋でトマトサミット

多彩な品種や栽培用資材出展/「プロファーム」も公開/トヨハシ種苗

2015/02/05

数多くの品種が出展されたトマトサミット

 トヨハシ種苗(豊橋市向草間町、川西裕康社長)は4日、同市西幸町の豊橋サイエンスコアで、トマトの品種展示や栽培用資材を出展する「トマトサミット2015」を開いた。同社が自動車部品大手デンソーと共同開発した施設園芸用環境制御システム「プロファーム」も公開され、来場者の注目を集めていた。

 サミットには、大玉トマトやミニトマトの品種を提供する種苗メーカー8社と、栽培用資材メーカー23社が出展。近県だけでなく関東や北陸などからも、農家や農業関連団体、行政関係者らが会場を訪れた。

 展示ブースでは、トマトのサンプルを試食したり、対病性や味、収量などについて、担当者の説明を熱心に聞き入ったりする姿が見られた。

 東三河で初めて説明会が行われたプロファームは、トマトをハウスで栽培する際、温度や湿度、二酸化炭素濃度などが、トマトの生育にとって最適な環境になるよう自動制御する装置。各種センサーの情報に基づき、状況に応じて窓の開閉や空調機器などを作動させる。

 デンソーの空調技術や製造制御技術と、トヨハシ種苗の農業関連技術を生かして開発。10アールあたり60トンの収穫を目指しており、会場近くの研究農場と実証ハウスでは、プロファームを導入したトマト栽培の様子が公開された。

 トヨハシ種苗の大橋直紀プロファーム事業部長は、「最高の品種と最高の設備を集め、トマトにとって最適な栽培環境を追求したい」と、サミットのねらいを説明した。

 サミットは5日も開かれ、2日間で約1000人の来場者を見込んでいる。

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