サーラグループが確定拠出年金導入

2006/04/01

会見する中村社長㊥

 中部ガス(豊橋市白河町)の中村捷二社長は31日、同社で会見し、1日から同社を含むサーラグループの退職金・企業年金基金制度を一部変更すると発表した。

 新しい制度では、退職一時金と基金型企業年金(確定給付型)の割合を、これまでの50%と50%から、一時金40%、基金型企業年金40%、確定拠出年金(日本版401K)20%に変更する。同時に、基金型企業年金の給付利率を従来の5・5%から3・2%に引き下げる。確定拠出年金の導入は「豊橋市に本社がある企業では初めてでは」(同社)。退職金原資の総額は減少しない。


 対象となるのは、グループ企業45社のうち21社、2500人。05年12月31日の時点で55歳以下の従業員。

 確定拠出年金を導入する理由は、従業員の自立した老後生活を支援するのと、確定給付型年金の逆ざや分の補てんなど、本業以外で発生するリスクを低減し、同社の財務体質を強くするため。

 確定拠出年金の運用メニューは、14種類用意した。元本確保型が4本、投資信託で運用するのが10本。元本確保型は、定期預金や生損保の年金向け元本保証商品。投資信託は、日本、外国の株式、債券などで、株式と債券の組み合わせもある。

2006/04/01 のニュース

会見する中村社長㊥

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

税理士法人ひまわり

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP