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⑤アーレスティ・東海工場／蒲生新市工場長「自動車の軽量化技術で世界に貢献」

2020/05/03

蒲生新市工場長

　国内工場をはじめ、海外５カ国、８拠点でグローバル展開をするアルミニウムダイカストメーカーです。図面ひとつで同一製品、同一品質を各国に供給できる「ワンプリント、マルチロケーション」が特長。さらに国内外の工場間はクロスボーダーで、相互補完できる体制を整えています。

　地元の皆さんには、この東海工場は「京都ダイカスト工業」の方が馴染み深いかもしれません。２００３年に合併し、アーレスティ豊橋工場としてスタート。11年４月からは浜松工場と豊橋工場を統合、東海工場として再編し現在に至っています。

　私は、19年４月に東海工場に着任しました。それまではメキシコに４年弱、中国に４年など。海外経験が長いせいか、外国人に比べると東海工場の社員は少し遠慮気味だと感じる部分もありますが、社風としては、常にいきいきと活動し、お互いの気づきなども含め、報連相しやすい雰囲気があり、良いところをほめ合い、さらに高みをめざす意欲にあふれています。

　この東海工場は、鋳造に特化しており、製品の加工は、近隣のアーレスティプリテックで行っています。私はプリテックの社長も兼任しているので、両社の連携をより深め、工程の簡略化やコスト面で対応することで他社との差別化を図っていきたいと取り組んでいます。

　ものづくりの会社なので、技術力を高めることに関しては常に社内一丸で取り組んでいます。なかでもこの東海工場は、自動車業界の向かう先を見すえた主力製品の生産など、国内にある５つの工場の中でも先駆的な役割を果たしています。当社は今後も、自動車の軽量化、電動化に対応、貢献していきたいと考えています。

　※アーレスティ・東海工場＝豊橋市二川町字東向山80、ＴＥＬ０５３２（41）０５１１、アルミニウムダイカスト製造など