災害対応力の向上へ/豊橋市とサーラエナジー
2020/11/28
協定書を交わす浅井市長㊨と山田支社長
豊橋市は、サーラエナジーが市内で運用する地震計の情報を共有し、災害対応力の向上に生かす県内初の試みを始める。27日、市役所で相互連携のための協定を結んだ。
同社は、地震発生時にガス供給を停止するかどうか判断するための地震計を市内17地点に設置している。協定により、震度5弱相当以上の揺れを観測した場合、同社から市にEメールや無線などの方法で情報を伝達。市は提供された情報をもとに、どの地域の災害対応に重点的に取り組むべきかを検討する。
協定締結式で、浅井由崇市長は「地震は現場の状況把握が何よりも大切だ」とした上で、地震計からの情報を「被害状況を把握するための貴重な情報になる」とした。
サーラエナジーの山田佳弘・東三河支社長は「協定締結で情報共有や連携がさらに円滑に行われ、防災対策がまた一段進むことになり心強い」と述べた。