コロナ禍 事業部門で明暗

サーラコーポレーション連結決算発表/グループ全体では計画通り

2021/01/14

 エネルギー事業などを展開するサーラコーポレーション(豊橋市駅前大通1、神野吾郎社長)は13日、2020年11月期の連結業績を発表した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により事業部門毎の明暗は分かれたが、グループ全体では計画通りの業績を確保した。

 連結経営成績は、売上高2117億200万円(前年度比1・0%減)、営業利益59億4000万円(同6・9%増)となり、グループ再編以降4期連続の増益。経常利益は為替予約に関わるデリバティブの評価益が縮小したことで、73億5700万円(同5・8%減)に減益。当期純利益は事業用資産の減損損失により、34億9300万円(同28・5%減)となった。期末配当は10円とし、中間配当と合わせて計20円となった。

 主力のエネルギー事業は、新型コロナの影響により既存取引先の業務用、工業用のガス販売量が減少。輸入車販売も来店客が減り、新規販売台数が減少した。ホテルでの宴会減少やスポーツクラブの休業等で、プロパティ部門は営業損失が拡大した。

 一方、新型コロナによる不振部門をカバーしたのが建設・土木・設備事業。設備工事の完成案件が増加し、利益率も高く増収増益。動物用医薬品販売も堅調で、子会社化した2社も加わり増収増益。住宅事業でも販売棟数が増え、新子会社宮下工務店の業績も加わった。

 来期予想は、通期の売上高2200億円(同3・9%増)、営業利益60億円(同1・0%増)、経常利益65億円(同11・7%減)、当期純利益43億円(同23・1%増)、年間配当21円を見込んでいる。

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