緩やかに景気回復

「ウィズコロナ」長期化に懸念/豊川信金が1~3月期の景況調査

2021/04/23

かわしんレポートふれあい4月号

 豊川信用金庫(真田光彦理事長)は2021年1~3月期の景況をまとめ、「かわしんレポートふれあい4月号」に掲載した。全業種の業況判断指数(DI)は、前期(20年10月~12月)から7・6ポイント改善してマイナス36・6となった。景気の回復は緩やかに上向いた。

 製造業のDIはマイナス41・5(前期比11・3ポイント改善)、非製造業はマイナス32・5(同4・4ポイント改善)。景気は前期に引き続き、輸出や生産、個人消費に持ち直しの動きがみられた。

 来期(4月~6月)は全業種でやや改善が予想され、景気の持ち直しが続くとみられる。全業種においては2・8ポイントのやや改善の見込みで、製造業で5・1ポイントの改善、非製造業では0・9ポイントのやや改善と予想される。

 景気の先行きは、新型コロナ感染症のワクチン接種が6月以降にずれ込む見込みから、ウィズコロナ期の長期化が懸念される。また県内では依然警戒レベルでの注意が必要であり、GOTOキャンペーンの一時中断や、飲食店への営業時短要請は継続されていることから、経済活動と感染症予防の両立が求められる。

 下振れリスクを抱えながらも、回復基調は来期も変わらないと思われる。

 豊川信金では中小企業382社を対象に調査した。

2021/04/23 のニュース

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