絵本の専門家を育成

豊橋創造大学短大部幼児教育・保育科に「認定絵本士養成講座」開設／学外講座を豊橋市中央図書館で実施

2021/11/09

絵本コンシェルジュ術を学ぶ学生たち（豊橋市中央図書館で）

　豊橋創造大学短大部の幼児教育・保育科で、今年度から開設された「認定絵本士養成講座」の学外講座が６日、豊橋市中央図書館で行われた。同科の学生37人が参加。講師の同図書館司書２人から、絵本や図書館に関することを学んだ。

　同短大部の絵本士専門カリキュラムの中の２科目を実施。「絵本と出会う　図書館等での出会い～絵本の活用および地域連携の可能性～」の講座では、豊橋市図書館の蔵書数、児童室の蔵書構成、貸し出し状況、利用者数などのデータをもとに、市図書館の概要や子ども読書活動推進計画などについて聞いた。

　「絵本の世界を広げる技術③～絵本コンシェルジュ術～」では、絵本のジャンルとテーマにあわせて、計70冊の絵本が紹介され、絵本コンシェルジュの役割について、知識を深めた。

　「認定絵本士養成講座」は、国立青少年教育振興機構が事務局を務める絵本専門士委員会が定めた資格取得講座。絵本に関する高度な知識、技能、感性を備えた絵本の専門家の育成が目的となる。

　大学や短大と連携し、授業の中で学ぶことができる制度で、２０１９年からスタートした。三河地方では同大短大部が初めての開設になる。