豊橋・豊城中で森谷真理さんミニ公演会/「夢に向かって前進するのは自分自身」生徒らに語る
2022/06/11
歌を披露する森谷さん(豊橋・豊城中学校で)
ソプラノ歌手の森谷真理さんのミニ公演会が10日、豊橋市立豊城中学校(河合成始校長)体育館で開かれた。全校生徒331人と保護者らが参加し、世界で活躍するオペラ歌手の歌唱に耳を傾けた。
森谷さんは、ピアニストの重左恵里さんの伴奏で、シューマンの「献呈」「くるみの木」、ヘンデルの歌劇「リナルド」から「私を泣かせてください」、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」から「私が街を歩くと」など、1時間で6曲を歌った。
中学生からの質問に答える場面もあった。声楽の道に進んだ理由を振り返り、「夢や希望は人から与えられるものではなく、自分で見つけるもの。夢に向かって前進するのは自分自身」と生徒らに呼びかけた。
代表として森谷さんに花束を渡した吹奏楽部3年の都筑菫さんは「オペラに興味があったので、生で体感できてうれしかった。歌声の迫力に感動した」と感想を話した。
森谷さんは、栃木県出身。武蔵野音楽大学大学院声楽専攻首席卒業後、渡米し、マネス音楽院プロフェッショナルスタディーズコースを修了。名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師。2019年には、「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」で国歌を独唱した。
8月21日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催される「三河市民オペラ2023年公演『アンドレア・シェニエ』ガラ・コンサート」にソプラノ担当として出演予定。今回の公演会は、練習場として豊城中が体育館を貸していることから、実現したという。
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