「橋良文庫」の和装本250冊追加

来月から豊橋市デジタルアーカイブ/「三河國名所図会巻二 追加」も/公開点数1531点に 研究進展へ期待

2024/04/28

デジタル化された和装本について説明する岡村学芸員(豊橋市役所で)

 豊橋市の歴史・美術資料をインターネット上で公開する「とよはしアーカイブ」に、市図書館所蔵の「橋良(はしら)文庫」の和装本250冊が5月1日正午に追加される。

 同文庫は地元の郷土史家、近藤恒次氏(1910~78年)が収集したコレクション。三河の歴史書や文学書など郷土史を研究する際の重要資料が充実している。

 戦国時代の「長篠の戦い」に関する内容を吉田宿の文化人、夏目可敬(かけい)がまとめた「三河國名所図会(みかわのくにめいしょずえ) 巻二 追加」もデジタル化され、戦の場面を描いた挿絵をパソコンやスマートフォンで見ることができる。

 同アーカイブは2019年6月に開設された。同館をはじめ市美術博物館や市文化財センター、二川宿本陣資料館の収蔵資料が高画質のデジタルデータとして公開されていて、今回の追加資料を含め公開点数は1531点になる。閲覧者は申請し認められれば二次利用も可能だという。

 市図書館の岡村龍男学芸員は「歴史研究、郷土研究がさらに進むのではないかと期待している」と話した。

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