ビオックが麹検定を実施

来月、第１回　正しい知識問う生活者向け３級から

2024/04/04

麹検定のテキスト（提供）

　豊橋市の種麹メーカー「ビオック」（村井裕一郎代表取締役）が５月、第１回の麹検定を実施する。食の専門家集団「ＡＢＣスタイル」と共同での開催となる。

　健康に良いとされ、生活者の関心が高まっている「発酵」。ブームを超え定着した感もある。そんな中、室町時代創業の糀屋三左衛門から麹の知見を引き継いだビオックが、さらに麹や発酵に親しんでもらおうと始動させるのが「麹検定」だ。

　麹や発酵に関する正しい知識などを問う生活者向けの３級、食品業界に向けて発酵を使ったキャリアアップに生かすことを想定した２級、プロに対応する１級の３つのクラスで判定する。公式テキストブックを学習した上で検定試験を受けられる。

　検定を受けることで麹や麹調味料に対する知識を深め親しむことができるだけでなく、２級、１級を取得することでキャリアアップや料理教室の開講につなげることもできる。ビオックの村井代表取締役は「本検定の開催を通じて麹の魅力を多くの人に知ってもらいたい。」と力を込める。

　第１回は、３級のみの実施で検定期間が５月11日～24日。全国のテストセンターでコンピュータによる試験を実施する。検定料は６６００円で認定登録料が３３００円。合格認定登録者には合格証明書や麹検定ロゴピンバッジ、麹セミナー参加権、糀屋三左衛門オンラインストアで使える割引クーポンなどの特典がつく。

　申し込みは15日から５月19日まで。麹検定ウェブサイトから申し込む。テキストも同サイトからダウンロードできる。