公共施設再編・集約豊川の一宮地域交流会館(仮称)/来月住民説明会 来年度に着工へ
2024/04/04
一宮地域交流会館(仮称)の外観イメージ
豊川市一宮地区の公共施設を再編、集約する一宮地域交流会館(仮称)の基本設計が固まった。一宮支所がある場所に建設され、支所や図書館、福祉相談機能のほか、アクティビティ、キッズ、スポーツの各ホールなどで構成される。
一宮地区の各団体代表者や有識者でなる委員会が地域住民とのワークショップも踏まえて策定した基本計画を基に、先月までに基本設計が固まった。
集会室をアクティビティホール、遊戯室をキッズホール、体育アリーナをスポーツホールに、会議室や多目的室、調理室などを4つのルームに再定義。北側に主要な複合施設、南側にスポーツホールを置き、敷地の中央は各機能を訪れた人が顔を合わせやすい「ふらっと広場」と名付けた。
複合施設の共有スペースは世代間交流を促す吹き抜けのワンルーム空間となり、階段を登るとガラス越しに本宮山を望める。ステージもあるアクティビティホールは可動パーティションで分割でき、スポーツホールはバスケットボールやバレーボールなどの競技に対応する。
また、3つの駐車場は車路で接続し、文化財センターがある場所も新たな駐車場を整備。コミュニティバスも敷地内に乗り入れる。災害に備え、かまどベンチや飲料水を兼ねた耐震性貯水槽、防災倉庫やマンホールトイレも設置する。
来年度から業者選定や複合施設の着工に入り、2027年に複合施設を供用開始。スポーツホールは29年度のオープンを目指す。来月22、25両日には住民説明会が開かれる。